• ごあいさつ
  • ヒストリー
  • 活動報告
  • メンバー募集
  • 概要

HOME > 活動報告

活動報告

民泊

石垣島エコクラブが発足した石垣島田舎体験プロジェクト実行委員会は11月28日、石垣市初の「農漁村生活体験(民泊)」で修学旅行生の受入れを行いました。
民泊とは、修学旅行で農家に泊り込み、その生活を体験すること。今回は、奈良県の関西中央高校の89人が1泊2日の日程で、22軒の受入民家に分かれて農作業や食事の調理、収穫した作物の加工などを体験しました。
民泊終了後、生徒達に行ったアンケートから、今回の民泊に93%の生徒が満足したという評価を頂き、「外に出て汗をかくことの気持ちよさを知った」「1日で人と人との絆がしっかり出来ることが分かりました」「おじぃは3時まで家族といってくれました。僕達はずっとずっと家族です。また成人したら来ますね。」などの感想から、生徒達が体験プログラムを通して、そして石垣島の人々との関わりを通して、大切なことを学び取り、それぞれ特別な時間を過ごしたことが伝わってきました。
受入れ民家が集まって行った報告会では、各民家で受入れに関しての工夫点や、体験プログラムの内容、良かった点、改善点などを発表しあい、皆で共有しました。各民家それぞれで思い出深いエピソードもあり、みなさんまるで自分の子どものことを話すようで、笑顔が溢れる温かい雰囲気の報告会となりました。「民泊は自分達の住んでいる場所を客観的に見る機会になる。当たり前すぎて気づかない素晴らしさに気づける」という意見も頂きました。
今回の第1回の民泊を通して得たこと、気付いたことから、さらに改善を重ねて、石垣島らしい民泊プログラムを皆で作り上げていきたいと思います。

あ
写真をクリックすると大きくご覧頂けます
副島正純選手講演会

10月5日、石垣市立宮良小学校体育館にて、車椅子マラソン選手の副島正純(ソエジマ マサズミ)さんの講演会を開催し、子ども達を前に副島選手の人生経験から得た貴重な体験談をお話していただきました。
副島選手は2004年「アテネパラリンピック大会」で銀メダル取得を始めとして、自分の置かれた環境の中で出来ることを精一杯やってこられた方です。車椅子のハンディを抱えながら世界5大大会へ望む副島選手の話を真剣に聴いた子ども達には、副島選手の「好きなこと、やりたいことを自分の中でイメージできれば絶対出来る」という言葉が深く心に響いたのではないでしょうか。
講演が終了すると、副島選手の周りにはたくさんの子どもが集まり、サインや記念撮影をお願いしたり、実際にレースに使われる車椅子に触れさせてもらったりと、会の終了時間となってもなお、会場は大盛り上がりでした。 今回の講演会が、子ども達の未来が開けるきっかけとなったなら幸いです。
副島選手、大変貴重なお話をありがとうございました。

副島正純選手講演会 写真をクリックすると大きくご覧頂けます
田舎体験ツアーみんなで宮良村へ行こう!

9月23〜25日の3日間、宮良村ブランディング・プロジェクト主催のイベント『宮良村へ行こう!』が開催されました。このイベントは、おじぃおばぁを始めとした村人が講師になって、対話を中心に宮良村の文化を紹介するもので、参加者は1日村人になって宮良村の魅力を発見できるプログラムになっています。参加者の方々には
A 海人体験(刺し網漁)
B おばぁと一緒に島豆腐づくり
C プチアマゾン体験カヌー
D 村の音楽祭
この4つのプログラムの中から、時間や興味に合わせて好きなものを選び、参加して頂きました。
当日は和やかな雰囲気の中、刺し網漁でとれた沢山の種類の魚を観察、そして初めて魚をさばいてみたり、ゆし豆腐が出来上がっていくのをみんなで喜んだり。
村の音楽祭では、ヤラブ並木にステージが作られ、参加者とスタッフ共にゆっくりと、心地よい音に包まれました。
今回のイベントはご参加頂いた方々やボランティアスタッフのたくさんの笑顔の中で温かい雰囲気をみんなで共有しながら宮良村の魅力を再確認することができ、そして宮良村の『ここにしかない大切なもの』をどうやって残していくかを改めて考える良い機会となりました。又、島の誘客観光イベントとしての位置付けとなりうる大きな可能性も確認されたため、 今後は旅行会社との協力も得ながら、かつて豊かだった宮良湾の再生へのアクションを中心に、さらに充実した内容を目指して取り組んでいく予定です。今回ご参加頂いた方々、ご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました!

宮良村ブランディング・プロジェクト

宮良村へ行こう!
初めての追込み漁 何がとれたかな!? 村の伝統漁業を体験 おじぃが何か見つけてきたよ 達成感たっぷりの笑顔 おばぁに魚のさばき方を教わります おじぃに魚のさばき方を教わります 網の管理も島人おじぃの知恵がチラリ 大豆を臼で挽いてみましょう 美味しいゆし豆腐が出来るでしょうか? みんな始めての豆腐作り。宮良村伝統の食文化や、楽しい話をまじえながら、島のおばぁが先生になって教えてくれます だんだんと出来上がってきました! ふわっふわの『ゆし豆腐』が出来上がりました。海水の自然な甘みでとっても美味!! おばぁは手際良く作業を進めます 真っ白出来立てのお豆腐 今日の先生、正子おばぁとパチリ 『村の音楽祭』に向けて、ちゃくちゃくとステージが出来上がっていきます ヤラブ並木の中に、前花雄介さんの声と三線の音色がよく響きます 宮良村婦人会の方々が『目出度(めでたい)節』を披露して下さいました! スライドショーでは島の歴史や、自然の変化など、『ここにしかない大切なもの』についてみんなで考えました 参加者の方々、お手伝い頂いたスタッフの方々と、温かい時間を共有できました。ありがとうございました!! 写真をクリックすると大きくご覧頂けます
サガリバナ親子鑑賞会

7月23日、24日の2日間でサガリバナ親子鑑賞会を開催いたしました。夜にひっそりと芳醇な香りを放ちながら咲き、日の出には静かに散ってしまう花『サガリバナ』は、日本では南西諸島にしか生息していない、幻の花です。桃源郷を連想させる幻想的なその姿を是非皆さんに見てもらい、そして皆で大切に守っていきたい。そんな志のもと、石垣島北部でサガリバナを大切に保護してきたのが、『ペーブク(平久保)さがりばな会』です。 今回は会の方々のご協力を頂き、観賞ツアーの開催が実現されました。 ツアーには、サガリバナを初めて目にするたくさんの人々が参加し、月明かりの元で刻一刻と変わっていくサガリバナの姿、香りを楽しみました。そして、さがりばな会の米盛会長がサガリバナの説明や過去の状態がどうであったか、どのような活動をしてきて今の状態に至ったのか等を説明して下さいました。ツアー終了時には参加してくださった方々にアンケートをお願いして、今後この美しい花をどうやって保護していけるか、そのために一人ひとり何ができるのかを考えていただきました。
実際に観賞することで、この素晴らしい花を他の人にも見せてあげたい、守っていきたいという気持ちが生まれてきます。それが一歩を踏み出す原動力となるのではないでしょうか。八重山の花の宝を皆で楽しみ、分かち合い、大切にしていきたいですね。

さがりばな
幻想的なサガリバナ 幻想的なサガリバナ 幻想的なサガリバナ 幻想的なサガリバナ 幻想的なサガリバナ 米盛会長 平良さん みんなで大切に守っていきましょう サガリバナ鑑賞会 ペーブク(平久保)さがりばな会の皆さん まるで桃源郷のような景色です 写真をクリックすると大きくご覧頂けます

独自で行った調査の結果、地元地域の方々から『島おこし・村おこし』をやって欲しいという要望が多くありました。それに加えて石垣島に旅行で来る方々からも、「地元の人ともっと関わりたい」「地元のおじぃおばぁの話に興味がある」といった意見を多く頂いていて、 外と内のニーズが一致したことから、石垣島エコクラブは、旅行会社と協力して『民宿泊田舎体験』というプログラムを立ち上げました。
今回参加したのは関西中央高校の118名。彼らを受け入れる民宿の方には『ふだんやっていること』を中心にした体験学習を用意して頂き、 当日生徒たちは民宿の方と一緒に、サトウキビの刈り取り、イモ掘り、宮良湾での釣り、食事作りなどを行いました。
初めての体験に始めはとまどっていた生徒達ですが、地元の方に教えてもらってコツを掴んでくると、真剣に取り組んで、作業後は晴々とした表情に。 島のお父さんお母さんと触れ合って、仕事の大変さや楽しさを体感できた事は、貴重な経験となり、一生忘れられない 特別な思い出になったことと思います。
短い期間でしたが、石垣島でしか、島の人々と一緒に過ごすことでしか分からない大切な何かを掴んでいったのではないでしょうか。

民宿泊田舎体験
写真をクリックすると大きくご覧頂けます
北部地域振興『ウマンチュの会』旅行商品を作る

石垣島北部観光案内所『ウマンチュの会』をご存知ですか?このユニオンは、豊かで大スケールの自然が残っている石垣島北部の地域活性化のために発足されたグループです。
石垣島エコクラブは、ウマンチュの会をサポートする形として、旅行商品作りのコーディネートを致しました。一歩進んだ地域作りのために、どのような形で旅行商品を作り上げていくと良いのか。有効活用する方法や、どのようにアピールしていくのか。それらを石垣島エコクラブが持つ知識と経験を活かし、ご提案させていただきました。
同時に、各大手旅行会社にPRし、石垣島北部を元気にするお手伝いをお願いしました。
コーディネートするにあたって、ウマンチュの会の方々には北部の魅力を再確認するためのモニタリングツアーを行ってもらいました。ツアーでは、どのようにアピールしていくのが良いかを話し合い、活発な意見交換がありました。 自然と共存しながら、北部に住む人々の手で石垣島北部らしい旅行商品を開発していくきっかけ作りとなったなら幸いです。
ウマンチュの会の、これからの活動が楽しみですね。

北部振興
写真をクリックすると大きくご覧頂けます

豊かな自然が美しい石垣島でも、年を追うごとに自然は壊れていて、赤土流失によって、多くのさんご礁が被害を受けてしまっています。
赤土が流出すると、濁りのためにサンゴが窒息死してしまいます。特に台風などの大雨の後は大量の赤土が流失します。
【出来る事からはじめよう!!】をテーマに、今回はそんな赤土を使ってエコ粘土を作り、そしてその粘土でオリジナルのシーサーを作りました!!まずはみんなで赤土を土砂留桝にて採取。そしてその赤土を石垣焼窯元の当主金子さんが焼物に使えるように丁寧にととのえてエコ粘土を作ってくれました。そのエコ粘土を使って開催されたのが体験陶芸教室です。約60人の親子が集まり、みんな思い思いの、ユニークなシーサーが完成しました!出来上がったシーサーは石垣島空港や環境省モニタリングセンターの展示会で展示されました。赤土はそのまま海に流れればヘドロになりますがうまく利用すれば資源になります。みんなで楽しみながら出来る事が、石垣島のサンゴを守っていく一歩につながったらいいですね。
ご協力いただいた関係者の皆様本当にありがとうございました!

エコネンド
展示会のTOPICSへ 写真をクリックすると大きくご覧頂けます
やどかり教室

宮良川でやどかり学校が開催されました。身近な自然へ触れる機会が少なくなった子供たちが、『宮良川にはどんな生き物がいるんだろう?』というテーマで、初めての刺し網漁やカヌーを体験。当日は親子一緒になっての参加で、100名もの人々が集まり、親子揃って笑顔の溢れる、とっても楽しい1日となりました。
宮良川の生き物と緑につつまれた豊かな自然や歴史、その中で育まれた人とのつながりと個性的な文化を始めとした地域伝統を守り活かすことはとても大切です。先人たちが築き上げてきた 文化を次世代を担う子供たちへ引き継ぐことの出来るように、第一歩である「気づき」そして自然を大切にする心の教育とあわせて、これまでの生活スタイルを見直すきっかけづくりになったのなら幸いです。 地域の自然・伝統漁業を通して 親子のふれあいを深めながらのやどかり学校は大成功に終えることが出来ました。

やどかり学校
写真をクリックすると大きくご覧頂けます
水の力環境教育

宮良小学校で「水の力」の環境教育学習を室内・屋外にて行いました。 まずは室内で、水の引き合う力に関する実験からスタート。『コップいっぱいにいれた水の上に1円玉を浮かせてみよう!なぜ水はこぼれないのかな?』 ずっと身近にあった水の不思議さに、子どもたちは目をキラキラさせながら一生懸命考えます。
水の性質を理解した後は外に出て、まずは木の幹に聴診器を当ててみました。木が水を吸い上げる音が聴こえます。
木も水の引き合う力を利用して水を吸い上げているのですね。そして水がどこから来てどこに行くのか追跡するミッションのスタートです。その中でどんな生き物が水辺にいるのか、水が増えたり減ったりすることは、生き物の生態にどんな関係があるのかを観察しました。その後、川下で水にプカプカと浮いたり、体を流されてみて、水の力を体感。
サンゴを減らしてしまう赤土問題に、これらの水の力はどんな風に関係しているのかを考えました。 盛りだくさんの今回の授業では、身の回りに起こる出来事は水の力と大きく関係があることを、身体を通して楽しく理解できたのではないかと思います。

水の力
写真をクリックすると大きくご覧頂けます